【selenium/webスクレイピング/VBA】VBAスクレイピングに必要な環境構築手順について

みなさんこんにちは。

Webスクレイピングを実施するための最初の一歩として、
環境構築が必要になります。
そこで今回は、VBA環境でWebスクレイピングを実施できるようにする方法について
解説していきたいと思います。

この記事がおすすめな人

今回の記事は以下の人に特におすすめです。

  • VBA:初学者、初級者~中級者
  • Webスクレイピングを実施したい人
  • 手順だけを知りたい人
  • サクッと時間をかけずに環境構築をしたい人

必要なステップ

必要なステップは大きく分けて以下3つ(ソフトのインストールが2つ コードが1つ)になります。

  • Seleniumをインストールする
  • Chromeドライバーをインストールする
  • Excel VBAでコードを入力する

手順

Seleniumをインストールする

GitHubのSeleniumBasicダウンロードページにて.exeファイルをクリックします
【参考:SeleniumBaxicのダウンロード方法について】

ダウンロードしたファイルをクリックすると、セットアップ画面が表示されます。
「Next>」をクリックします。

ライセンスの同意画面が表示させるので「I accept the agreement」にチェックを入れ「Next>」をクリックします。

Webスクレイピングを使用する際のブラウザは、基本的にはGoogleChromeが良いかと思いますので、
「WebDriver for Chrome」にチェックを入れ「Next」をクリックします。

「Install」をクリックします。

完了したら「Finish」をクリックします。

これでSeleniumのインストールは完了です。

重要

インストールされた場所については、後半使用するのでメモをする必要があります。

インストールされる場所は

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\SeleniumBasic

になりますのでこれをメモ帳などにメモしておいてください。

Chrome Driverをインストールする

まずGoogle Chromeのバージョンを確認します。

Google Chromを立ち上げ右上の3点リーダー→「ヘルプ」→「Google Chromeについて」をクリックします。

Google Chromeのバージョンをメモしておきます

Chrome for Testing availabilityのサイトにアクセスして「Stable」をクリックします。

【参考:Chrome for Testing availabilityのサイトにアクセス】

該当のChromeDriverのURLをコピーし、アクセスしてzip版をダウンロードします。

ファイルを解凍し、Chromedriver.exeを取り出します。

さきほどのSleniumBasicのインストールフォルダ

(C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\SeleniumBasic)にあるChromedriver.exeを上書きをします。

これで最新版のChromeDriverのインストールが完了しました。

補足

GoogleChromeがバージョンアップされると、ChromeDriverも更新する必要があります。

今まで使い続けていたのに、

ある日突然動かなくなることがありますので、

以下の記事も参考にしてみてください。

Excel VBAでコードを入力する

VBAの設定が完了すれば終了になります。

まずは、Excelファイルを開き、VBEを起動します。

VBEの[ツール]→[参照設定]をクリックします。

“参照設定-VBAProject”の「参照可能なライブラリファイル」から

[Selenium Type Library]にチェックを入れます。

「OK」ボタンをクリックします。

次にGoogleを立ち上げるため以下のようなコードを書きます。

Sub Google()

  'Chromeを立ち上げてGoogleを立ち上げる
  Dim Driver As New Selenium.WebDriver
  Driver.Start "Chrome"
  Driver.Get "https://www.google.com/?hl=ja"
  Stop

End Sub

コードの内容についてですが、End~Subの手前にStopを入れています。

Stopを入れない場合、処理が終了すると起動したブラウザがすぐに消えてしまいます。

このコードではブラウザが起動することを説明するため、

試験的にStopを入れて一時停止させています。

コードを実行するとブラウザが立ち上がります。

([Chromeは自動テストソフトウェアによって制御されています]が出ていれば目的は達成です。)

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回はVBAでスクレイピングを行うために必要な環境構築について解説しました。

インストールは少し大変でしたが初回だけですし、

コード自体は最初のSelenium立ち上げのコードさえ覚えてしまえばあとは少しのメソッドの利用で誰でも簡単に操作できます。

これでWebスクレイピングの第一歩を踏み出せました!!!

xPathの取得方法については過去の記事でもご紹介させていただいておりますので、

そちらも参考にしてみてください!!

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